とみペンパパの徒然なる日々

子供との日々、LaQ、キャンプ、生き物、などの日常を気ままにつぶやいてます。

新女王アリゲット!

去年、子供がアリを飼いたいというのでこちらのキットを購入し、近くの公園で捕まえたアリを10匹くらいずっと飼ってました。

ニチドウ アリ飼育観察セット
 

 

たしかに、このキットは素晴らしく、最初ゼリーを作るのだけはちょっと面倒でしたが、働きアリが穴を掘る様子がよく見えるし、何よりエサも水もやらずに何か月もずっと生きていました。

 

・・・が、所詮は働きアリ。仕えるべき女王がいないことに気づいたのか、さすがに途中からは穴もほとんど掘らなくなり、労せずして安全も食料も手に入る怠惰な日々をただ貪っている様子を見るのにも飽きてきた(というか見向きもしなくなった)ので、次は女王アリをゲットしてコロニーを作らせたい!と決意。調べたところ、春になれば結婚飛行(=交尾)を終えた新女王アリを捕獲できるとのこと。いろいろ下調べをしながら春を心待ちにしてました。

 

下調べをしてわかったことは、

  • 新女王アリ(羽アリ)と雄アリ(こちらも羽アリ)は雨の翌日、風がなく蒸し暑い日の午後に結婚飛行をすることが多い
  • 無事交尾できた新女王は自ら羽を落とし、産卵場所を探して卵を産み、最初の働きアリが誕生するまでエサも食べずに1匹で子育てする。捕まえるなら羽を落として産卵場所を探している間がチャンス
  • 時期はアリの種類によって異なるが4月末~7月頃がメイン(種類によっては秋まで)
  • 新女王アリの特徴は、体が大きく、特に胸部が大きく脱翅痕(羽を落とした痕)がある

なるほど、キャンプで明かりに集まってくる羽アリとかうっとうしくて仕方ないと思ってたのですが、あれは(半分は)新女王だったのですね。なんだか急に貴重なものに思えてきますね。w

 

近所の公園など、アリの生息場所も事前にチェックしておきました。

 

そして待ちに待った春、4月末くらいから20℃超えるような日もでてきたので、条件に合いそうな日はお昼コンビニに行くついでにアリの生息地を巡回して新女王アリを探します。まあもちろん、そんなに簡単に見つかるわけはないのですが。そもそも4月末だと20℃はいっても25℃超える日は少なく、時期的にもうちょっとでしょうか。

 

そして5月27日のこと。この日はだいぶ気温も上がって26℃くらいになったので公園を巡回してチェックしていると、公園横の側溝をのそのそ歩く大きめのアリを発見!

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あくせく走り回る働きアリとはどうも様子が違うし、胸部も大きいようです。「これは!」と思い慎重に筆を使ってペットボトルに捕獲。先日働きアリはすでに元の巣穴に解放してあったので、例のアリ観察キットに新女王(らしき)アリを入れます。よく観察すると、脱翅痕らしきものも見えるので、おそらく新女王アリでしょう。種類はわかりませんが、体が全体的につるつるしていて腹部に茶色っぽい縞が2本あります。さて卵を産んでくれるでしょうか?!

 

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脱翅痕も確認できます。