新女王アリゲット! その5
2号は相変わらずせっせと幼虫の世話をしています。
幼虫もどうやらほぼ蛹になったように見えます。ほとんどが繭に入ってますが、1, 2匹だけ繭に入ってない裸の蛹がいるようです。何が違うのかよくわかりませんが。蛹になってから女王アリが繭を作るのでしょうか?
一方、6月20日に子供と公園に遊びに行ったとき、砂場のヘリをのそのそと歩いている1匹の体が長いアリが目に留まりました。「ん?これは・・」と思って捕まえてみると、やはり胸部が大きく脱翅痕が見受けらるようです。といっても最近近くの小さいものが見えにくいので、子供に確認してもらいましたが。。(^^;
砂場用のおもちゃごと手持ちのビニール袋に入れ、念のためティッシュを湿らせて入れておいて家まで持ち帰ります。
持ち帰ったはいいものの、家のアリの巣観察キットにはすでに2号がいるため、さすがに2匹、しかも違う種類を入れるのはよくないと思い、ブログでいろいろ読んで妄想していたアリ飼育容器を作ってみることにしました。
鉄板としては、クリアケースに石こうを流し込んで飼育ケースを作るパターンのようですが、完全に乾燥させるまで1週間かかるとのこと。1週間も待ってられないので、多数派ではないですがメラミンスポンジで湿気をキープしている人がいたので、こちらを採用することにしました。石こうだとカビたりするらしいし。ということでとりあえず100均で材料そろえてみました。
クリアケース(1部屋)でもいいようですが、それだとアリの巣っぽくないので、部屋が分かれている様子を観察できるように、4分割できるようにケースinケースになっているものをチョイス。部屋と部屋、えさ場をつなぐチューブは、女王アリが通れる太さを考えて詰め替えボトルのパイプを使いました。
まずは通路用に7.5mmのドリルで穴を空けます。
穴にパイプを通し、メラミンスポンジを切って入れます。
スポンジに給水できるようにふたにも穴をあけ、念のためセロテープでふさいでおきます。(読んだブログによると、穴めがけて働きアリがトンネルを掘ってきたとか。)
一番奥のスポンジには、産卵場所にしやすいように切り欠きを作っておき、その部分に黒い紙をかぶせて完成!
さっそく女王アリ3号を投入すると、しばらくうろうろしているようでしたが、問題発生。インナーケースの隙間に入り込んで、身動きが取れなくなっているようです。まさかこんな狭い隙間にはまるとは思ってませんでしたが、隙間がなくなるようにメラミンスポンジを細く切って埋めておきました。これで(働きアリが生まれるまでは)大丈夫でしょう。(下の写真は対策前)